里山エンジニアリングとは

【日本の豊富な里山資源】
【最先端のものづくり】
人と自然を豊かにすることを目指した
グローカル (Global x Local)な
東北大学発スタートアップ企業です!

想い/ Our Philosophy

産業革命以降、効率や便利さを求めた環境に配慮しない・限りある資源を使ったモノづくりが発達、地球環境の許容量を越えて消費と廃棄が繰り返されてきました

結果として、世界規模で地球温暖化や貧富の格差の拡大日本では伝統技術・一次産業の衰退・地方の過疎化など多くの問題が進行しています。

一方、江戸時代の日本では、産業が生命のつながりの中でとらえられていました。鎖国という条件によって、国内の資源で必要なものを作り、衣食住のあらゆる場面でリサイクル・リユースが行われる完全な循環型社会を作り上げていました。

SDGsの制定に代表されるように、言わずもがな現在世界は持続可能な社会を目指して舵を切っている段階です。

「国内の資源を使って、生活に必要なものを作り、丁寧に使い、使い終わったら自然に返す」という、江戸時代の循環社会に現在の先端技術を取り入れた、現代版の循環型社会を作っていくことが日本の目指すべきあり方だと考えています。

私たちは、東北大学で研究を続けてきた【最先端の工学】と日本の国土面積の約4割を占める里山にある木や微生物などの【里山資源】を使ったものづくりで、循環型社会のきっかけを作っていきます。

里山資源を利用することで林業の再興や都市化している日本の各地域が持つ独自の伝統技術の継承を通じて、持続可能で、比類のないものづくり大国を改めて目指していきたいです。

また、ものづくりの場を地域に解放することで、その地域に住む方々へのものづくりの機会の創出やエンジニアリングリテラシーの向上にも貢献していきます。

製品例/ Our Products

製品例①

ウッドバッテリー/Wood Battery

里山の豊富な木材資源から作る、持続可能で環境に優しい、地産地消の電池です。

  • 特徴①森林と経済を元気に!
  • 特徴②最先端科学を駆使した高性能電池!
  • 特徴➂どこでも生産可能!
特徴①森林と経済を元気に!

今、森林荒廃が問題になっています。人口森林は日本の森林の4割を占めますが、木材価値が低下して以降、森林管理は疎かになってしまったことが原因です。森林が荒廃すると、森林の二酸化炭素(CO2)吸収量は下がり、また森林再生能力が低下してしまいます。

使われなくなってしまった木材から環境に優しい蓄電池を作ることで、里山の森林維持と、里山の経済活動に貢献します!

特徴②最先端科学を駆使した高性能電池!

このウッドバッテリーには,東北大学で長年研究されてきた「有機レドックス電池」の技術がふんだんに利用されています!

容量は鉛蓄電池と同等で、しかも1000回充放電しても91%の容量を維持できるから長寿命!また10分でフル充電可能!さらに金属不使用なので環境に低負荷です!

大学で生み出された技術・知見を社会に最大限還元します!

特徴➂どこでも生産可能!

一般的な電池は工場で1ヶ所で集中的に生産されます。また材料も世界中から取り寄せる必要があります。

しかしウッドバッテリーは、地域の木材と簡単な設備があれば、どこでも誰でも作製可能!

したがって、簡単な工場さえ準備すれば自治体ごとにウッドバッテリーが作製できてしまうのです!

製品例②

木材由来の高性能活性炭

活性炭とは私たちの日常のあらゆる場面で使用されている材料で、例えば浄水、大気浄化、化学製品の分離プロセス、電池などで活躍しています。しかし多くは化石燃料から作製される活性炭が使用されており、環境に優しい材料とは言えません。

そこで私たちは、カーボンニュートラル(トータルのCO2排出量ゼロ)を目指し、木材から活性炭を作製しています。性能評価では、従来製品と同等の性能を有することを示してきました。

  • 特徴①環境に優しい水熱プロセスで作成!
  • 特徴②炭素固定の有効な手段!
環境に優しい水熱プロセスで作成

水を用いた環境に優しいプロセスで木質活性炭を作製しています。

炭素固定の有効な手段

木質炭素をあらゆる場面で使用することで、炭素を固定化することができ、地球温暖化の抑制に貢献できます。

その他にも、様々な最先端の機能性材料を里山資源から作製しています!

TEAM

※名前クリックで紹介が見れます。

(上左)代表取締役 最高経営責任者 (CEO)
北川桜子

(上中)取締役 最高技術責任者 (CTO)
中安祐太

(上右)取締役 最高執行責任者 (COO)
倉田慎

(下中)取締役 最高科学責任者 (CSO)
勝山湧斗

(下左)経営顧問
菊地重雄

(下右)デザインアドバイザー
亀井潤

(写真にはいませんが)技術顧問
武樋孝幸

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